湘南地域在住の管理人による趣味に特化した自己完結のブログ・・
日常の些細な記事なども。
Posted by GAN - 2009.08.31,Mon
5日目(富山~糸魚川~南小谷~松本~高尾~自宅 372.4km+α)
いよいよ今日が最終日。
名残惜しいが、精一杯最後の一日を楽しみたい。

早めに富山駅へ行き、やってくる列車を眺める。まるで子供みたいだ。
でも普段見ない車両がほとんどなので、やはり新鮮。
たまたまやってきたのは471系の3連。1962年製、今年47年目を迎える北陸最古参。

ホームを移ると、今度は475系?がやってきた。北陸でこの系列を撮るのは初めてで、念願の原型ライトを間近に見ることが出来た。
前回乗車したのは419系、413系、419系。今回も419系、413系。
475系列には見放されていたので、ようやく・・という感じだった。

発車間際にライトがつけられた。やはり、大目玉はこれでなくては。

乗車したのは、先述の通り413系。
泊から青海まではまたまた海を間近に望むことが出来る区間。ただ、トンネルが多く、なかなかもどかしい。。

一時間ほどの乗車の後、糸魚川に到着。前回は素通りしたが、今回はしっかりと足跡を刻んだ。

そして、糸魚川といえばこのレンガ車庫。ファンならずともカメラを向ける人が多かった。いまや、キハ52が並ぶのもここだけ。

また海?という感じだが、これは車窓ではない。待ち時間が70分あったので、駅から歩いて海に出た。わずか5分、本当に近い。
今回の旅では最後の海。しっかりと記憶に焼き付けて・・。

駅に戻ってしばらくして、ついにキハ52が入線。しかも、国鉄色の115番で、すっかりテンションが上がる。

かつては全国で見られたという、一般気動車の「顔」。
しかし、引退が迫っているのも確かで、一部ではかなり具体的な計画が噂されているようだ。事実、この一般色は前回の検査がH16で、期限はH22。つまり来年で、この辺りが潮時になる可能性もある。
列車は北陸線から離れ、徐々に山へ入っていく。エンジンはうなりを上げ、煙が立ち上る。
印象的だったのは、沿線の踏み切りで待つ車のドライバーも、グラウンドで野球にいそしむ小学生も、キハ52が通過するのをずっと眺めていた、ということだ。沿線にはカメラを構える人も多く、今となっては「走る化石」のような古豪を、多くの人が見守っていることを実感した。

車窓は徐々に田園風景が増え・・

やがて姫川に沿うように走る。

とにかく風光明媚な路線。
一方トンネルも多く、勾配が続くため、路線敷設の苦難がしのばれる。

一時間の乗車もあっという間に終盤。南小谷も目前。

キハ52での旅路も終わり、ついに東日本管轄まで戻ってきた。とはいえ、電化区間も景色がいい。
南小谷を出て暫くは非電化区間の延長のような、山間を走る。次いで、開けた高原地帯、あるいは林に沿うように走り、車窓に湖が広がるなど、とにかく変化があって面白い。
そんな中、せっかくなので途中下車をしてみた。

信濃大町の少し手前、海ノ口駅。何の気なしに下りたのだが、熱狂的なファンも多いらしく、ここを訪れることを「巡礼」と呼ぶ、熱い方々もいるそうだ。

ただ、そんなことは関係なしに、こんな風景を見たら、ひたすらため息が出る。。ホームからこの眺め・・。目の前に木崎湖が広がる。

少し歩いて踏み切りをわたると、まるで絵のような光景が広がる。ずっとここにいたいと思った。

こんな場所に住んでいる人がいる・・。うらやましい。。
1時間後、やってきた列車に乗って松本へ向かう。大糸線はずっと惹かれつづけていた路線。やっと乗れて感無量だったと同時に、近いうちにまた来たいとも思った。特急を使えば日帰りでも来れるが、やはり18切符の旅が良いだろうか。。
リゾート列車も2010年を目処に投入されるらしいので、それを機に訪れるのも良いかもしれない。

そして、松本まで来た。
まだ長野県とはいえ、見慣れた東日本の表示板を見ると、「帰ってきた」という感じになる。
その後、3本の115系普通列車を乗り継いで高尾まで戻り、そこから通勤車両を乗り継いで自宅に21時過ぎ、無事戻った。
台風の接近しつつあった関東は肌寒く、秋の訪れさえ感じる空気だった。

こうして、5日間、2254.4Kmに及ぶ旅が終わった。次回はどんな出会いがあるのか・・今からそれを楽しみにしつつ。。
(ちなみに、発券日時が8/25小田原 ということからわかるように、発車直前に購入した。予め買っておくのを忘れ、慌てて当日、それも緑の窓口閉店後、新幹線の切符売り場で購入した・・)
~感想~
普通の人から見れば、旅とは言えないかも知れない。
ずっと列車に乗ってるだけ。目的地などない。
でも、観光するだけが旅じゃない。
辞書で「旅」を引いてみた。
『(省略)未知の場所にあこがれて~居所を離れること』(大辞林)
そうだ。未知の場所へのあこがれ・・。
自分が旅をする目的はこれに尽きるのかもしれない。
~余談~
この翌日、つまり今日。
早速サークルの集まりで渋谷に出た。
昨日は単行のディーゼルに乗っていたのに、翌日、15両でも人が溢れる都会の通勤路線に乗っている・・。
そんな奇妙なギャップに、今回の旅の残り香を感じた。
<完>
いよいよ今日が最終日。
名残惜しいが、精一杯最後の一日を楽しみたい。
早めに富山駅へ行き、やってくる列車を眺める。まるで子供みたいだ。
でも普段見ない車両がほとんどなので、やはり新鮮。
たまたまやってきたのは471系の3連。1962年製、今年47年目を迎える北陸最古参。
ホームを移ると、今度は475系?がやってきた。北陸でこの系列を撮るのは初めてで、念願の原型ライトを間近に見ることが出来た。
前回乗車したのは419系、413系、419系。今回も419系、413系。
475系列には見放されていたので、ようやく・・という感じだった。
発車間際にライトがつけられた。やはり、大目玉はこれでなくては。
乗車したのは、先述の通り413系。
泊から青海まではまたまた海を間近に望むことが出来る区間。ただ、トンネルが多く、なかなかもどかしい。。
一時間ほどの乗車の後、糸魚川に到着。前回は素通りしたが、今回はしっかりと足跡を刻んだ。
そして、糸魚川といえばこのレンガ車庫。ファンならずともカメラを向ける人が多かった。いまや、キハ52が並ぶのもここだけ。
また海?という感じだが、これは車窓ではない。待ち時間が70分あったので、駅から歩いて海に出た。わずか5分、本当に近い。
今回の旅では最後の海。しっかりと記憶に焼き付けて・・。
駅に戻ってしばらくして、ついにキハ52が入線。しかも、国鉄色の115番で、すっかりテンションが上がる。
かつては全国で見られたという、一般気動車の「顔」。
しかし、引退が迫っているのも確かで、一部ではかなり具体的な計画が噂されているようだ。事実、この一般色は前回の検査がH16で、期限はH22。つまり来年で、この辺りが潮時になる可能性もある。
列車は北陸線から離れ、徐々に山へ入っていく。エンジンはうなりを上げ、煙が立ち上る。
印象的だったのは、沿線の踏み切りで待つ車のドライバーも、グラウンドで野球にいそしむ小学生も、キハ52が通過するのをずっと眺めていた、ということだ。沿線にはカメラを構える人も多く、今となっては「走る化石」のような古豪を、多くの人が見守っていることを実感した。
車窓は徐々に田園風景が増え・・
やがて姫川に沿うように走る。
とにかく風光明媚な路線。
一方トンネルも多く、勾配が続くため、路線敷設の苦難がしのばれる。
一時間の乗車もあっという間に終盤。南小谷も目前。
キハ52での旅路も終わり、ついに東日本管轄まで戻ってきた。とはいえ、電化区間も景色がいい。
南小谷を出て暫くは非電化区間の延長のような、山間を走る。次いで、開けた高原地帯、あるいは林に沿うように走り、車窓に湖が広がるなど、とにかく変化があって面白い。
そんな中、せっかくなので途中下車をしてみた。
信濃大町の少し手前、海ノ口駅。何の気なしに下りたのだが、熱狂的なファンも多いらしく、ここを訪れることを「巡礼」と呼ぶ、熱い方々もいるそうだ。
ただ、そんなことは関係なしに、こんな風景を見たら、ひたすらため息が出る。。ホームからこの眺め・・。目の前に木崎湖が広がる。
少し歩いて踏み切りをわたると、まるで絵のような光景が広がる。ずっとここにいたいと思った。
こんな場所に住んでいる人がいる・・。うらやましい。。
1時間後、やってきた列車に乗って松本へ向かう。大糸線はずっと惹かれつづけていた路線。やっと乗れて感無量だったと同時に、近いうちにまた来たいとも思った。特急を使えば日帰りでも来れるが、やはり18切符の旅が良いだろうか。。
リゾート列車も2010年を目処に投入されるらしいので、それを機に訪れるのも良いかもしれない。
そして、松本まで来た。
まだ長野県とはいえ、見慣れた東日本の表示板を見ると、「帰ってきた」という感じになる。
その後、3本の115系普通列車を乗り継いで高尾まで戻り、そこから通勤車両を乗り継いで自宅に21時過ぎ、無事戻った。
台風の接近しつつあった関東は肌寒く、秋の訪れさえ感じる空気だった。
こうして、5日間、2254.4Kmに及ぶ旅が終わった。次回はどんな出会いがあるのか・・今からそれを楽しみにしつつ。。
(ちなみに、発券日時が8/25小田原 ということからわかるように、発車直前に購入した。予め買っておくのを忘れ、慌てて当日、それも緑の窓口閉店後、新幹線の切符売り場で購入した・・)
~感想~
普通の人から見れば、旅とは言えないかも知れない。
ずっと列車に乗ってるだけ。目的地などない。
でも、観光するだけが旅じゃない。
辞書で「旅」を引いてみた。
『(省略)未知の場所にあこがれて~居所を離れること』(大辞林)
そうだ。未知の場所へのあこがれ・・。
自分が旅をする目的はこれに尽きるのかもしれない。
~余談~
この翌日、つまり今日。
早速サークルの集まりで渋谷に出た。
昨日は単行のディーゼルに乗っていたのに、翌日、15両でも人が溢れる都会の通勤路線に乗っている・・。
そんな奇妙なギャップに、今回の旅の残り香を感じた。
<完>
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自己紹介:
都内の某私立大学に通う男子。
今年度で成人の90年生まれ。
HNはかつてのあだ名から。
旧HNは急行銀河でした。
(開設09/03/04)
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